ノーマライゼーション研修
藤田観光グループでは、平成22年よりノーマライゼーションの推進に力を入れています。ノーマライゼーションとは「障害者や高齢者をありのまま受入れ、健常者と分け隔てなく普通に共存できる社会がノーマルな状態である」という考え方です。
平成24年からはノーマライゼーション研修として、有識者による講演、介助犬講習や疑似体験等を組み合わせた研修を実施しています。平成25年には配慮が必要なお客さまへの応対方法を1冊にまとめたグループオリジナルの「ノーマライゼーションハンドブック」を作成し、従業員へ配布し、職場内の研修や新入社員導入研修で活用しています。
平成28年からは、一般社団法人日本ユニバーサルマナー検定の団体受験を開始する等、「心の壁」を取り払い適切な配慮ができる従業員を育成しています。
東京都「心のバリアフリー」サポート企業に認定されました
「心のバリアフリー」サポート企業とは、「全ての人が平等に社会参加できる社会や環境について考え、そのために必要な行動を続けること」を、東京都とともに推進する企業・その他の法人を東京都が募集し、審査の上で認定・登録を行うものです。
藤田観光株式会社は、2010年から手話講習会やノーマライゼーション研修等の従業員教育を継続し、ダイバーシティ推進に積極的に取組んでいることから、この度東京都「心のバリアフリー」サポート企業に認定・登録されました。
今後とも、高齢の方や障害のある方、乳幼児を連れた方など様々なお客さまに楽しんでいただくため、施設整備だけでなく従業員の「心のバリアフリー」教育を継続してまいります。
手話講習
様々なお客さまとのコミュニケーション手段の1つとして、平成22年より、手話講習会を1年スパンで毎年実施しています。手話通訳士とろう者の2名の講師に、ホテルで使う手話を中心に指導いただいています。また、技術のみならず、「聴こえないとはどういうことか」を講師の体験談から学び、手話を言語としているお客さまの立場にたったサービスを考えるマインドも育成しています。
さらに、年に1度行われる「藤田観光グループ技能コンクール」に、手話部門を設け言語としての「手話」を普及する活動も実施しています。

補助犬同伴のお客さまへの対応
藤田観光グループは、身体障害者補助犬法の主旨に則り、補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)、介助犬訓練中の「訓練犬」・「デモンストレーション犬」を受入れています。 支援・普及活動としては、平成22年6月から全事業所に介助犬の育成・普及に対する支援として募金箱の設置を開始し、同時に「補助犬同伴のお客さまへの対応」を学ぶ従業員教育もスタートさせました。平成25年からは、介助犬訓練中の「訓練犬」・「デモンストレーション犬」のホテル受入れを開始するなど積極的に受入れ体勢を強化した結果、平成26年12月「社会福祉法人日本介助犬協会」より法人会員証の交付を受けました。

ユニバーサルマナー検定
藤田観光グループでは、平成28年より、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会「ユニバーサルマナー検定3級」の団体受験を開始いたしました。ユニバーサルマナーとは、「自分とは違う誰かの視点に立ち、適切な理解のもと、行動する人」を育てる検定で、当グループでは2年間で250人が取得いたしました。
