DIVERSITY PROMOTIONS ダイバーシティ推進・働き方改革

藤田観光グループ ダイバーシティポリシー
(2012年3月制定)

お客さまのニーズは日々多様化しています。こうした動きに対し、われわれの商品・サービスも柔軟に変化・多様化していかなければ成長は望めません。
そのためには、性別、性自認、学歴、年齢、就業経験、家族構成、雇用形態、出身地、国籍などの違いにとらわれず、多様な個性を尊重し、多様な能力を発揮することで競争力をつけることが必要です。藤田観光グループを今後、さらに成長させていくために、この多様性(ダイバーシティ)を重要な企業戦略のひとつとして位置づけ、着実に推進します。

藤田観光の成長(社是の実現

「ダイバーシティ」と「働き方改革」の融合について

2012年3月にスタートした藤田観光グループのダイバーシティは、社是のもとに「ダイバーシティポリシー」を掲げて推進してきました。
一方、国内の総人口、労働力人口がピークアウトして減少する中で、労働力の確保・育成と生産性の向上が、産業界の一大課題となっています。当社グループも今次中計に人材戦略「多様な人材の育成と働きがいのある職場づくり」を掲げ、「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」等を実現するために「働き方改革プロジェクト」をスタートさせました。「働き方改革」の目的を「従業員1人ひとりの多様性を尊重して『働きやすい会社、働きがいのある会社』を作る」こととしました。フレームワークは図のとおりです。

トップメッセージ
「企業の持続的成長と潤いのある豊かな社会の実現に向けて」

藤田観光グループの経営指針には、「企業の根幹は人である」と掲げています。人材は、最大の経営資源であります。
変化のスピードが速く不確実な時代には、同質的な価値観や似通った属性による発想だけではなく、国籍・年齢・性別・性的指向・障害の有無等にかかわらず、多様な価値観・多様な属性による発想の違いを強みにすることが、企業の持続的成長に繋がるものと確信しています。
その実現のためには、多様な人材が活躍する基盤として「働き方改革」をより一層推進し、ワークライフバランスの実現、安心して永く働き続けられる会社・働きがいのある職場作りが必要です。

従業員1人ひとりが自分の持ち味を堂々と発揮し「お客さまにより楽しんでいただきたい」「地域・社会に貢献したい」と働くこと自体に喜びを感じられることがお客さま・地域社会・従業員・従業員の家族等関わる全ての人々の人生の豊かさに繋がると考えております。
ダイバーシティ&インクルージョンと働き方改革は、持続可能な社会の実現に向けて車の両輪として、グループ全体でこれからも推進してまいります。

働き方改革
「働きやすい会社、働きがいのある会社」

「働きやすさ」とは、個々人の価値観で千差万別ではありますが、「風通しの良い職場で働くこと、勤務地・勤務時間・職種などを選べる選択肢が用意されていること」と定義します。
「働きがい」も、個々人の価値観で千差万別ではありますが、「1人ひとりが自身の課題に主体的に挑戦し、品質と生産性を高めて、お客さまの評価を勝ち取り、自身の成長を実感して、楽しく仕事をすること」と定義します。

「働きやすい会社、働きがいのある会社」を作り上げることで、藤田観光グループが事業を通じて社会の役に立ち続ける、収益力を持った「良い会社」となることを目指します。

イクボス企業同盟にホテル業界で初めて加盟

当社内における「ワーク・ライフ・バランス」「ダイバーシティ&インクルージョン」をさらに浸透させていくためにも、組織の要である管理職の価値観や仕事の取り組み方を改めて見直し、部下のワーク・ライフ・バランスのみならず自らの働き方を変革する必要があるため、加盟いたしました。2017年1月には経営層・管理職層に向けてイクボスセミナーを実施いたしました。今後、管理職層に広げていきます。

※「イクボス」とは職場で共に働く部下、スタッフのワーク・ライフ・バランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します。

風土改革
「現場の声が会社を変える」

藤田観光グループは、2012年からダイバーシティ推進に本格的に取り組みを始めました。
同年より、社長がダイバーシティ運営委員長を務め、全国の事業所にダイバーシティ運営委員(総支配人クラス)、推進メンバー(スタッフ)を配置し、ダイバーシティ推進を加速させるための土壌作りをしています。

年に2回、全国ダイバーシティ推進メンバー会議を行い、各事業所で行われている取り組みの活動報告、事例共有を実施しています。

ダイバーシティ&インクルージョン活動は従業員の会社を良くしようという前向きな声が、事業所の1つの取り組みとして取り上げられ、全国に広がり、グループ全体の風土改革に繋がると考えています。

女性活躍推進
「女性ならではの視点から
新しいサービスの創出へ」

女性ならではの視点を活かすのはもちろん、いきいきと働くことが良いサービスにつながります。
各層の女性従業員に次のステップを目指すためのキャリアパスを明確にし、女性リーダーへの動機づけを着実に進めています。

具体的には、管理職手前層の女性を対象とした「マインドアップ研修」の実施や若手女性従業員を対象としたキャリア形成研修を実施しています。さらに、日常におけるマネジメントでどのような経験を積ませるかがポイントであるため、管理職を対象にハラスメントやアンコンシャスバイアスに関する研修を実施しています。また、人事グループ内に仕事と家庭の両立やキャリアに関する相談窓口を設置し、永く働ける仕組みを整えています。

2020年4月、 女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を次のとおり策定し公表いたしました。

目標①管理職に占める女性割合を17%以上にする。
目標②総支配人・部門支配人を担う女性を育成する。
目標③2024年に入社6~8年目(2017~2019年入社)となる女性従業員の継続雇用率を60%以上とする。

[行動計画期間] 2020年4月1日~2024年3月31日

ノーマライゼーションの取り組み
「配慮が必要なお客さまに
安心して快適な時間を
お過ごしいただくために」

ノーマライゼーションの取り組み
「配慮が必要なお客さまに
安心して快適な時間をお過ごしいただくために」

ノーマライゼーションとは

障害者や高齢者の方たちをありのまま受け入れ、
障害のある方もない方も、互いにその人らしさを認め合いながら共に生きる社会がノーマル(正常)な状態であるという考え方です。

配慮が必要なお客さまにも安心して快適にご宿泊やお食事を楽しんでいただくことができるよう、従業員のノーマライゼーションに対する意識を醸成しています。

また、藤田観光グループでは障害のある方もいきいきと働ける活躍の場を広げています。人事グループの専任担当者が活躍をサポートしています。

シニア活躍
「技術やノウハウの伝承に向けて」

藤田観光グループでは、定年退職後も就労を継続できる定年後再雇用制度があります。勤務日数、勤務時間等を選択でき、多様な働き方を実現できます。

また、定年後も活躍できるように定年退職後の人生設計(ライフデザイン)についてのセカンドライフセミナーを毎年実施しています。さらに、50代の意欲が組織の意欲を左右すると考え、50歳を迎えた年に自身の能力や経験を振返り、これからもイキイキと働きぬく源泉とするサブマネージャーアドバンス研修を、2016年から実施しています。

藤田観光グループの両立支援制度
「永く働ける会社を目指して」

では、従業員が育児・介護等のライフイベントと両立しながら働けるよう労使で検討し、様々な両立支援制度を導入したことで、多くの従業員が継続就業できるようになってきました。今後は「両立」支援に留まることなく、「男女ともに家庭責任を担いながらキャリアアップ」を目標に支援していきます。

また、全ての従業員が意欲を持って働くことができる職場作りを推進するため、2017年1月より、ワークライフバランス相談窓口を設置いたしました。

健康管理サポートブック、育児関連制度取得者サポートブック、介護関連制度サポートブックなど、各種サポートブックを作成し、制度の周知・利用を促進しています。

外部からの評価

藤田観光グループでは、以下の認定をいただきました。

  • 次世代育成支援対策促進法に基づく認定マーク「くるみん」
  • 文京区ワークライフバランス推進企業(藤田観光(株))
  • 大阪市女性活躍リーディングカンパニー(太閤園(株))

「違いを強みに!」
藤田観光は
持続的成長を目指します。

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