沿革
藤田観光は1877年創業の藤田財閥をルーツとし、1955年、藤田興業の観光部門が分離・独立して設立されました。初代社長の小川栄一は、「戦争で傷ついた人びと、これから日本の再建に尽くす人びとに、安くて、健全で、楽しい憩いの場を提供すること」を念願とし、それには「これまで一部の階級に所有されていた邸宅・別荘・庭園等を、多くの人びとが利用できるようにすることこそ社会的事業である」と確信しました。この考えから、ルーツである藤田家の邸宅・庭園をホテルおよびレストランとして営業することを手始めに観光事業を興しました。
年表
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1877年~1954年
1877年
藤田伝三郎翁、藤田伝三郎商社を創業
1881年
藤田組に改組
1893年
合名会社藤田組設立
1945年
藤田鉱業(株)設立
(株)藤田組より同和鉱業(株)に改称1948年
箱根小涌園開業
藤田鉱業(株)より藤田興業(株)に改称
(後、昭和32年に同和鉱業(株)に合併)開業当時の小涌園
エポック1
社会的事業を実現するために生まれた藤田観光エポック2
箱根を一大温泉リゾートへ変貌させた最初の挑戦1949年
箱根小涌園に第1号温泉噴出
1952年
椿山荘開業
椿山荘
エポック3
明治から受け継がれた庭園を復興しレストランへ1954年
伊東小涌園開業