サステナビリティ
地域・社会
基本方針
社会における役割と責任を自覚し、良き企業市民として経営資源を有効に活用し、地域・社会貢献活動を通じて、豊かな社会の実現に貢献してまいります。
取り組み
地域社会に根差した活動
職場体験の受け入れなどの教育支援活動、地域イベントへの参加・協賛、清掃活動などを全国の事業所で進めています。
環境教育
「下田海中水族館」のスタッフが講師となり、静岡県内外の園児および小中学生に向けて出張授業を実施しています。海の生き物の生態を知り、海の環境保全に対する関心を高め、きれいな海を守っていくことに貢献しています。
ボランティア活動
各事業所では地域清掃活動を行っています。下田海中水族館では地域住民も参加できる「清掃イベント」を企画し、アカウミガメが産卵する砂浜の海岸清掃を行っています。
東京都文京区にある本社では、障害者就労支援施設の出張パン販売会を毎月実施しています。パンを購入することで障がい者の雇用拡大や社会進出に貢献しています。広島ワシントンホテルでは、毎年原爆投下の日に合わせ、スタッフが作成した折り鶴を奉納しています。このほかにも、様々なボランティア活動を各事業所で実施しています。
地域を感じられる「コンセプトルーム」
地域が誇る文化や風情など、「その土地らしさ」を感じていただくことを目的としコンセプトルームをご用意しております。
仙台ワシントンホテル
『伊達モダン』・・・伊達政宗でみやぎを表現
『リアス』・・・神々が破壊と再生を繰り返し創造したみやぎの海岸線を表現
『けやき』・・・宮城の伝統や文化を客室内の家具や備品で表現
広島ワシントンホテル
『ひろしまルームツインA』・・・広島3大プロ「P3 HIROSHIMA」とのコラボレーションルーム
『ひろしまルームツインB』・・・人と神とが共に生きる宮島や竹原に代表される伝統と、瀬戸内の穏やかな海の魅力との融合により心地よい和の空間を演出した広島フュージョンルーム
『広島ルームシングル』・・・家具は広島産の木を使用、絨毯は広島の大地のイメージ。可能な限り広島産で演出
文化財・歴史的建造物の保全
創業時より保有している、貴重な文化財や歴史的建造物を保全し、未来に引き継いでいくこともSDGsの一環として取り組んでいます。
ホテル椿山荘東京
1878年、山縣有朋によって「椿山荘」と名づけられて以来、激動の140余年を経た庭園は、現在もあふれるばかりの緑と格調高い造形美で、訪れる人々に深い感銘を与えています。庭園内には、室町時代に建てられたと言われる「三重塔」や、茶室「残月」などの国登録有形文化財をはじめ、般若寺式石燈籠、伊藤若冲の下絵による羅漢石など、歴史的建造物・史跡が点在しています。近年においては2009年より3年をかけ、庭園に点在する文化財の補修工事を行いました。
箱根小涌園 貴賓館
1918年に藤田平太郎の別邸して建築された数寄屋造りの日本家屋「貴賓館」。完成まで3年もかけるほど凝ったと言われる室内の装飾は当時の最高技術が施されており、京都の庭師を箱根まで呼んで作らせた広々とした日本庭園をそれぞれの居室より楽しめるよう工夫されております。現在では蕎麦処として営業しています。
箱根小涌園 迎賓館
「迎賓館」は、1875年、宮大工により建築された庄屋屋敷です。イギリスから輸入された波板鉄板で葺かれた屋根の建物となり、松や栗などの建材を使用した重厚な造りです。2階は養蚕のための60畳もの広大な部屋となっており、床は通気性を高める為、竹張りになっていました。現在は、当時の梁や柱を残したまま、2016年5月より鉄板焼・しゃぶしゃぶレストランとして営業しています。歴史ある空間で特別な時間をお楽しみいただいております。
三河屋旅館
1883年創業の「三河屋旅館」は、数々の文人墨客に親しまれてきました。唐破風入母屋造りの玄関を構えた本館は、天井に漆喰が使われた洋風内装のラウンジ、田の字形に配した客室、唐笠天井の貸切風呂や中庭に面した食事処からなります。玄関から廊下に入ると数奇屋風の飾り窓があり、他にも数奇屋風の意匠が建物の各所に設けられ、日本の装飾文化が楽しめます。また、明治から大正にかけて一時期、外国人の宿泊客に合わせてホテルとして営業していた頃の名残も見られます。当時のモダンで先進的な和の建築美をお楽しみいただけます。
藤田美術館への支援
藤田財閥の創立者である藤田傳三郎と、長男平太郎、次男徳次郎が、明治初年から大正にかけて収集した東洋古美術品を中心としたコレクションを公開する目的で、1951年に設立、1954年に開館した「藤田美術館」。古美術や茶道への造詣が深かった父子が収集した絵画、書跡、陶磁器、彫刻、漆工、金工、染織、考古資料など約2,000件が収蔵され、そのうち9件が国宝、53件が重要文化財に指定されています。藤田観光はルーツのつながりとこうした文化財の保存を目的として、公益財団法人藤田美術館への寄付とPRなどの支援を行っています。