ごあいさつ
日頃より、藤田観光グループをご支援・ご愛顧くださり、誠にありがとうございます。
代表取締役兼社長執行役員の山下信典でございます。
藤田観光は日本における観光業界の先駆けとして1948年に「箱根小涌園」、1952年に「椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」を開業、1955年に会社を設立しました。以来、宿泊、リゾート、婚礼、レジャーなどの事業を積極的に展開してまいりましたが、そもそものルーツは明治期に大きく繁栄した藤田財閥まで遡り、男爵であった藤田家が保有していた邸宅、庭園などを観光施設として広く一般へ開放していったことが事業の始まりです。多くの皆さまに「憩いの場と温かいサービスを提供したい」という創業の理念は、今も社是として脈々と受け継がれています。
本年11月に当社は会社設立70周年を迎えます。私は、箱根小涌園、太閤園、ホテル椿山荘東京の総支配人と、長らくホテルの現場にて経験を積んでまいりました。日々、多くのお客さまに接するなかで、皆さまに支えていただき今の当社があると、強く感じております。改めて、ご愛顧に感謝申し上げます。設立70周年に際し、社内公募により周年記念企画推進プロジェクトを立ち上げました。お客さまにお楽しみいただける企画のほか、従業員エンゲージメントに資する機会とすべく、ボトムアップで企画を立案・推進しております。
中期経営計画2028初年度である2024年は、付加価値や生産性の向上に加え、高まるインバウンド需要を確実に捉えたことにより、宿泊部門を中心に利用単価が大きく伸長しました。その結果、営業利益および経常利益は過去最高益となり、課題であったA種優先株式の償還にも目途がつくまでとなりました。中期経営計画の前半3年を基盤構築フェーズと位置付けておりましたが、前倒しし、成長・拡大フェーズの施策に取り組んでまいります。
*中期経営計画2028 Shine for Tomorrow, to THE FUTURE [PDF] こちら>>
引き続き、藤田観光グループへのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役兼社長執行役員
山下 信典