CSR
環境に関する取り組み
藤田観光は1869年創業の藤田財閥をルーツとし、1955年、藤田興業の観光部門が分離・独立して設立されました。その後、藤田家をはじめ一部の特権階級が所有していた別荘や邸宅・庭園などを、多くの人々が利用できるようにすることこそ社会的事業であるとの考えから観光業に着手、全国へと拠点を拡大しました。この創業の精神は当社グループの基本理念として従業員に受け継がれています。
- 環境理念
- 藤田観光は、宿泊・レストラン・宴会・婚礼・レジャーの各事業を通じ、健全な憩いの場と温かいサービスを提供しております。私たちは、人々が将来にわたり安全で、楽しく、豊かな時間と空間を過ごしていただくことができるよう、環境負荷の低減と循環型社会の形成に向け、人と地球に優しい企業市民を目指します。
環境保全活動
当社は、日本全国に約763haの自然豊かな山林を所有しており、それらは多くのCO2の吸収に寄与しています。
また、ホテル椿山荘東京など都心にありながら緑豊かな庭園を持つ施設も運営しております。
特に椿の名所で知られるホテル椿山荘東京の庭園には約100種1,000本の椿をはじめ約20種120本の桜など様々な木々が四季を彩り、古香井(ここうせい)と名付けられた井戸からは秩父山系の山々で大地に浸透した源水が長い年月を経て湧き出しています(23区内で自噴する井戸があるのは、ホテル椿山荘東京と吹上御所、明治神宮の3箇所と言われています)。古香井周辺にあるせせらぎ等の環境改善に取り組んだ結果、ほたるの自生を確認することができました。2003年より、毎年1月に近隣小学校の児童を招待して庭園内の清流にほたるの幼虫約1000匹を放流し、勉強会や鑑賞会を実施する等、地域の皆様との季節行事となっております。さらに、2019年は受け継いでいきたい自然を後世に残す企画の一環として、小学生対象の自然に関する作文公募・植樹式招待を行いました。




今後も近隣の皆様へのささやかな恩返しとして、これらの取り組みを続けてまいります。