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2020年03月05日

春の散策、横浜バラ園巡り。
春と秋に咲く、美しいバラ。
緑の葉と共に色づくバラ園はまるで欧米の庭園のようで、女性に人気があり写真映えもします。バラが良く合う街並みの横浜では、市の花として定めています。歴史的にも深い関係があり、西洋バラの多くは開港間もない横浜から日本へ上陸したといわれ、その後長くにわたって市民に愛されており、市内にはバラの名所が点在しています。今回は、市内で有名なバラ園2ヵ所(山下公園 未来のバラ園、港の見える丘公園 ローズガーデン)をご紹介します。

▲山下公園 未来のバラ園
横浜港に面した公園として有名な「山下公園」に係留されている氷川丸の前にある、「未来のバラ園」には、約190種2,600株以上ものバラが植えられています。山下公園のバラは昭和のはじめに、アメリカのシアトル市から贈られたバラを植えたのが始まりです。
7万㎡の広々とした園内は、沈床式の花壇になっており、横浜ベイブリッジやマリンタワーを眺めながら、ゆっくりと散策を楽しめます。横浜開港150周年記念のバラ「はまみらい」をはじめ、「オリンピックファイヤー」「ニコール」「フレンチレース」「ダブルテライト」などの品種がメインです。見ごたえのある、バラのトンネルと花壇が素敵な、横浜を代表するバラの名所の一つです。

▲港が見える丘公園 ローズガーデン
「港が見える丘公園 ローズガーデン」は、約8千㎡の広さのバラ園で約330種、2200株のバラを観賞することができます。かつてこの一帯は、丘の上にイギリス軍、下にフランス軍が駐屯する、外国人居留地でした。戦後、米軍の接収解除後に風致公園として開園した後、園内にあるイギリス館に合わせ、イギリス国花のバラが植えられ、後にバラ園として公開されました。2016年バラ園を「イングリッシュローズの庭」としてリニューアルオープン。今では、四季を通して様々なバラや草花が咲きます。
洋館を背景にバラ植栽を主とした英国風の庭をテーマに、4つの花壇にバラのアーチが設けられていて、香りが降り注ぐ中を散策できるような回廊になっています。また、「香りの庭」は沈床花壇としての地形を活かしながら四季を通してバラをはじめとする草花の香りと彩りを堪能できます。こちらは、低い土地に、囲むように小高木「カイヅカイブキ」が植えられているため、香りが溜まりやすい環境になっています。
ともに、春バラは5月中旬から6月初旬、秋バラは10月中旬から11月初旬と年に2回見頃を迎えます。
見頃の時期に横浜にお越しの際は、ぜひ観賞してください。両バラ園とも立地が近い場所にあるので、一日で両園に行くことも可能です。
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