2018年08月20日
取り組み
全国ダイバーシティ推進メンバー会議の開催
多様な視点から様々な好事例が生まれました!
藤田観光グループでは、2012年より、各事業所にダイバーシティ運営委員と推進メンバーを任命し、全社を挙げてダイバーシティの推進に取組んでいます。
昨年からは、「ダイバーシティ&インクルージョン(多様な人材を活かす取り組み)」を実現するための要であるマネージャークラスの従業員を“活かすボス”に任命し、部下の多様性を活かすためのセミナー等を受講し、推進活動にも積極的に参加しました。推進活動テーマを、見解の多様性を活かし「従業員・職場のためにできること」、「多様なお客さまのためにできること」の2つとし、活動をスタートさせました。
7月18日、全国ダイバーシティ推進メンバー会議を開催し、35事業所の推進メンバーが、2つの共通テーマについて、1年間の活動報告を行いました。
テーマ1:「従業員・職場のためにできること」事例
・若手のスタッフにとって、働きやすい職場を作るために(ホテルグレイスリー新宿)
若手スタッフのちょっとした疑問に、社歴の近いスタッフが答える場を設定しました。疑問に答えるうちに新しいアイデアや、改善点がみつかり、今までのやり方を見直すきっかけにもなりました。
・外国人スタッフに客室清掃方法を伝えるために(株式会社フェアトン)
言葉ではなく動画で清掃マニュアルを作成しました。その結果、外国人スタッフだけではなく、誰にとってもわかりやすいマニュアルができ、新人教育等のトレーニングの効率化が図れました。
テーマ2:「多様なお客さまのためにできること」事例
・高齢者や障害のある方に優しいホテルをつくるために(ホテルグレイスリー札幌)
車椅子利用者・視覚障害者・聴覚障害者・補助犬同伴のお客さまがいらした際のチェックイン方法を動画で作成し、従業員教育を実施しました。さらに、ホテルまでの段差のないアクセス方法、ユニバーサルルームの入口の幅、バスタブの高さ、貸し出し備品等の情報を写真付きでホームページに掲載する取り組みを進めました。ユニバーサルルームの情報開示は、一事業所だけの取組で終わらせることのないよう、他の事業所に展開する準備をしています。
・室内の安全を向上させるために(株式会社フェアトン)
客室について細かな点まで把握している清掃スタッフが清掃時に感じる危険性や使い勝手について考え、ホテルに提案しました。提案が受入れられ、綺麗なだけではなく安全性も向上しました。
藤田観光グループは、多様化するお客さまのニーズにお応えできる企業であり続けるために、「多様な従業員のため」、「多様なお客さまのため」という視点を大切にこのような取組みを今後も継続していきます。