2016年09月26日

取り組み

平成28年度技能コンクール(手話部門)・ノーマライゼーション研修を9月16日に開催いたしました。

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藤田観光ではハンディキャップがあるお客さまにも、素敵な時間をお過ごしいただくために、お手伝いの方法を記したノーマライゼーションハンドブックを作成し、従業員教育を強化しています。

 

また、ノーマライゼーション研修、手話講習会、ほじょ犬同伴ゲストの対応研修(協力:社会福祉法人 日本介助犬協会)などを実施し、配慮が必要なお客さまにも安心して快適にご宿泊やお食事を楽しんでいただくことができるよう、従業員のノーマライゼーションに対する意識を醸成しております。

 

その取り組みの一つとして、9月16日に『ノーマライゼーションデー』を開催いたしました。この日は技能コンクール サービス部門手話本選とノーマライゼーション研修を組み合わせ、1日まるごとノーマライゼーションについて学ぶ日としています。

当日はコンクール参加者7名加え、全国の事業所から54名の従業員が研修に参加しました。

 

技能コンクールでは、優秀賞には浦和ワシントンホテルのスタッフ、審査員特別賞者には箱根ホテル小涌園のスタッフが選ばれました。本年の手話部門では、競技者の手話の技術・ホスピタリティ精神が共に格段に向上しており、激戦となりました。

 

当日はノーマライゼーション研修との同時開催ということもあり、研修参加者にも競技を見ていただき、手話に対する関心を深めました。

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ノーマライゼーション研修では、

まず初めに、本年4月より施行された障害者差別解消法について外部講師をお招きし、セミナーを開催しました。法の概要だけではなく、ホテル業界に特化した事例を学ぶことで、法の解釈・求められるサービスについて知見を広げることが出来ました。

 

ほじょ犬同伴ゲストの対応について、社会福祉法人 日本介助犬協会様にご協力いただき、講義、デモンストレーション、実際の介助犬ユーザーの生の声を聞き、知識を深めました。

 

最後のプログラム、疑似体験研修では妊婦・高齢者・視覚障害者の疑似体験をローテーションで行いました。

疑似体験を通して、身体の不自由な方、高齢の方、妊婦の方に対する先入観や固定観念、心の壁を取り去り、相手の気持ちを理解し、どのようなサポートが必要なのかを体験から学ぶことができました。

 

1日の研修を通じ、参加者からは

『自身のサービスを見直すきっかけとなった。「合理的配慮」を考え、お客さま一人ひとりに会ったサービスを心掛けたい。』

『とても勉強になった。今回の講義で得た知識を事業所(ホテル)に持ち帰り、浸透させたい。』

など、前向きな感想が多く寄せられました。

 

配慮が必要なお客さまにも安心して快適にご宿泊やお食事を楽しんでいただくことができるよう、藤田観光グループはこれからも数々の取り組みを通じて、従業員のスキル・マインドをより一層、磨き続けてまいります。

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藤田観光グループ ダイバーシティポリシー(藤田観光グループ)