2017年12月26日

その他

【とっておきの箱根案内】木象嵌職人×アートディレクター対談

My Hakone Time by 天悠

「箱根の伝統工芸で感動を伝えたい」

「箱根小涌園 天悠」は、モダンなデザインの中に箱根の自然と伝統が息づくおもてなしの宿。

館内のインテリアや、ウェブサイトやポスターなどにもデザインのモチーフとして用いられているのが、

箱根の伝統的な木工工芸、寄木細工と木象嵌(もくぞうがん)です。

そこで今回は、箱根の木象嵌職人と天悠のポスターなどを手がけるアートディレクターの対談で、

伝統工芸の魅力をひもときながら、箱根らしさの秘密を探ります。

 

 

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「木工細工でこんな細かい線や表情豊かな面の表現ができることに驚きました」

箱根の伝統的な木工工芸といえば寄木細工が知られていますが、もうひとつのすばらしい匠の技が木象嵌です。

木象嵌とは、厚さ1.5cmほどの板を絵柄に合わせてくりぬき、はめ込み、木の天然の色合いや木目を用いて絵を描いたもの。直線的な幾何学模様を特徴とする寄木細工に対して、木象嵌は曲線と直線を自在に組み合わせて風景などを描くのが特徴です。

 

現在、この木象嵌の職人は日本にも数名のみで、厚生労働省の「木象嵌技能士」に認定されているのはたった4名だけ。

そのひとり、高橋貞雄さんの工房は、小田急線新松田駅から車で20分ほど、丹沢の山々に囲まれ、きれいな川の流れる穏やかな場所にあります。今回、工房を訪ねたのは、「天悠」のキービジュアルを手がけるアートディレクター、髙野彩乃さん。木象嵌の魅力を探っていただきました。・・・・(つづく)

 

 

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