2016年04月26日
ニュース
「歌舞伎ルーム」登場!歌舞伎に浸る
ホテルグレイスリー京都三条「歌舞伎ルーム」
皆さん、歌舞伎を観賞したことはありますか。
歌舞伎の始まりは、「かぶき踊り」が出雲の阿国によって、1603(慶長8)年に京都で始められたとされています。すでに400年以上の歴史があり、ユネスコの無形文化遺産にも登録されております(文化庁サイトより)。
歌舞伎公式サイト【歌舞伎美人】の「歌舞伎へ行こう!」サイトによりますと、歌舞伎の語源は「傾(かぶ)く」。流行の最先端をいく奇抜なファッション、世間の常識はお構いなしの「かぶき者」をまねた扮装で見せたのが、歌舞伎のルーツといわれる「かぶき踊り」でした。既存の考えにとらわれずに流行を取り入れ、人々を楽しませる―それは、歌舞伎がたえず受け継いできた精神なのです。
歌舞伎を成り立たせているのは、芝居、踊り、音楽。この3要素で楽しませることを追求し、一つの総合芸術にまで磨き上げてきました。面白いものを貪欲に取り込み、楽しませるための工夫や努力を重ねた結果が、歌舞伎を多彩なものにしました。江戸と上方(京都大坂)を中心に、各時代の観客の趣味嗜好を反映し、名優、名作家たちの活躍で新しいレパートリーを増やしながら今日の歌舞伎に至ります。お上に頼らず、市井の人々が育ててきたところに大きな特徴があります。 と書いてありました。
まさに、庶民に根付いた最先端の総合芸術!反骨精神溢れるアートの世界ですね。
さて、歌舞伎の発祥の地「京都」に、今年7月(予定)藤田観光グループのホテル「ホテルグレイスリー京都三条」が開業いたします。
なんと、その「ホテルグレイスリー京都三条」に「歌舞伎ルーム」ができる事になりました。
京都ならではのお部屋として客室の廊下は暖簾や灯りで楽屋の雰囲気を再現。客室は、爛漫と咲く桜の下、白拍子(しらびょうし)花子が、衣裳を次々と変えながら恋する女心を様々に踊る、歌舞伎舞踊を代表する人気演目『京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)』の舞台を再現し、壁面には同演目の背景画である満開の桜が描かれた舞台背景や、絵看板を設置。衣裳柄をデザインしたインテリア、南座の「格天井」をモチーフにデザインした天井など、華やかな劇場をイメージいたします。さらに、宿泊者限定の特典も用意し、海外でも注目を集める歌舞伎の世界観を国内外のお客様に体感していただけます。
場所は、安土桃山時代から代々受け継がれてきた老舗の店舗が多く立ち並ぶ寺町京極商店街に位置しており、観光だけではなく、京都ならではのショッピングもお楽しみいただけます。「歌舞伎ルーム」に加え、フロントでのコンシェルジュサービスや地元の食材を使用した朝食など、地域に根差したホテルを目指して準備しております。ぜひ、ご期待ください。