2016年04月12日

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ご存知?!今年も5月中旬から、東京の真ん中で蛍観賞!

hotaruhyoushi

夏に飛ぶイメージの蛍ですが、実は、東京では初夏の風物詩!5月中旬から6月末頃にかけて毎年ホテル椿山荘東京では蛍の幻想的な情景をお楽しみいただいております。

 

先週、4月7日に、蛍の飛翔前の行動の、幼虫が陸に上がる様子が目視で確認できました。今年も順調に蛍が飛翔の準備を進めています。

 

幼虫が陸に上がってから初飛翔までの日数は、日々の気温が 関係しているのではないかというミステリアスな仮説があり、ホテル椿山荘東京では、2016 年もこの仮説を検証する観測を行います。

「500度説」(※)を参考に蛍の見頃に是非お出かけください。

(※)仮説「500度説」とは・・・

蛍の幼虫が沢に初上陸した翌日から、1日の平均気温積算が、500度に達するころ、蛍が成虫となり飛翔するという説です。

 

ホテル椿山荘東京では、2010 年から「500 度説」というこの仮説を検証する観測を行っています。

ゲンジボタルの幼虫は水生で、当ホテルで幼虫が陸に上がるのは、桜(ソメイヨシノ)が散る時期 の 4 月の雨の夜が多いです。ちょうど4月7日は雨が降り上陸を確認しました。

 

上陸の翌日から「1日の平均気温」を積算(加算)していき、500 度 に達した時に、蛍の初飛翔が観測できるという説です。なお検証を始めた 2010 年から 2012 年ま では、ほぼ「500 度説」通りに初飛翔が観測。

しかし、2013 年は温度計の故障により欠測。

 

2014 年は前日積算温度が 521 度になった 5 月 18 日に初飛翔を観測し概ね実証成功。

2015 年は 626 度 になった 5 月 16 日に初飛翔を観測し、大きく 500 度を外す結果となりました。

 

果たして、500 度説の真偽はいかに。引き続き、2016 年も検証を行います。

 

蛍・初飛翔日を予想!「500度説」という仮説が正しいのか、積算気温を測って検証中です。

(ホテル椿山荘東京:東京都文京区)